英雄神サマイクルと激しい戦いの末、最後は刀で首を切られ退治された魔神ニッネカムイの頭と伝わります。石狩川右岸にある高さ3メートルの岩で、魔神が口を大きく開けて、断末魔の叫びをあげているように見えます。
英雄神サマイクルの刀により『魔神の頭』と切り離され、石狩川をはさんだ対岸に鎮座する魔神ニッネカムイの胴体と伝わる巨岩。現在は、国道12号線のニッネカムイ覆道が通っており、走行中にその偉容を確認できます。
英雄神サマイクルが魔神ニッネカムイと戦った際、魔神は石狩川の岩場に両足がぬかってしまいました。石狩川の急流によりつくられた大きな穴は、その時の足跡と伝わっています。
※近くで見ることはできません。
岩場に両足がぬかって逃げ出そうする魔神ニッネカムイ。英雄神サマイクルは刀を振りかざして斬りつけましたが、魔神ではなく岩に刀が当たり痕が残っていると言われています。
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上川アイヌを滅ぼそうとする魔神ニッネカムイ。石狩川の上流に暮らすアイヌの人たちを困らせようと、川の流れをせきとめるために魔神が投げ入れた大きな岩と伝わっています。
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石狩川の急流を見下ろす、英雄神サマイクルの砦といわれる高さ233メートルの巨大な岩。サマイクルがその頂に住んでいたとされ、小さな沢もある登山道を徒歩で登り、巨岩の下まで行くことが可能です。